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目次 1.夫婦の縁 2.恋愛の季節 3.結婚問題 4.新婚ホヤホヤの時代 5.夫婦の努力 1.夫婦の縁 高橋信次です。みなさんこんにちは。久しぶりですね。結構私もむずかしい本を作りすぎまして、肩が凝ったもんですから、本書はちょっと方向を変えまして、「あなたの心を幸福にする」という副題で、作らしていただくことになりました。 みなさんねえ、本の題名考えるの結構大変なんですよ。もう、きのうから私一日考えていたんです。もともとこの『高橋信次の愛の讃歌』をやるつもりでいたんですね。ところが、私の直前にミカエルというのが出てきましてね、『大天使ミカエルの降臨』というのを作っちゃったんですね。そしたらなんか、九次元霊になりたそうな言い方の内容をいっぱい言うんですねえ。まるで九次元霊じゃないかというような感じで、地球生命が危ういなんて一生懸命言うもんだから、私はそのあと「愛の讃歌」やろうと思ったらひじょうにやりにくくなりまして、気分かそがれました。そして、「高橋信次九次元からのメッセージ」というのを打とうかと思ったんだけれども、そうすると大川先生のほうが「もうくたびれたからいいやー」なんて言うもんで、やっぱり考え直して「愛の讃歌」をやることになりました。 そういうことですから、私もミカエルより偉いか偉くないかをほんとうは証明したかったんだけども、残念ながら、そういう諸般の事情がございまして、こうしたソフトなものになりました。やがてまた、ハードなのをぶつけたいと思っていますが、ま、それまでちょっとの間、がまんしてください。なにしろ私の読者層はひじょうに広いもんですから、男性だけを相手にしているわけでもありませんし、インテリだけを相手にしているわけでもありません。とにかく読んでくれる人ならだれでもいい、というのが私の姿勢です。 そういう意味で、なんですね、浮気っぽいかもしれませんね。こういう人はやはり夫婦調和がひじょうにむずかしいですね。奥さんが気をつけないと、うちの旦那さんどこかに行って色目使うんじゃないかなんて、心配になってきますね。だいたいこういうタイプの旦那さんですね。そういうことになるわけです。 そこで、まあ前回、前々回ですか、ちょっと前に『高橋信次の新幸福論』というのを出しました。意外に好評でございまして、いろんな人から「高橋信次は家庭教の教祖ではないか」というようなお便りもありましたし、ぜひ、第二集というふうな声もありました。ありましたってほんとは聞いたことがないんだけど、あるんじゃないかと想像しているんですね。最近、私はあまり手紙を読ましてもらえないもんで、よくわからないんですが、あったんじゃないかなあと、推定しているんです。そういうことで、好評にお答えして、第二集、第二弾をと、いうことなんですね。 しかも、特に夫婦、男女の問題に、なんて言いますかね、決定版とも言えるような霊言がいるのではないか、ということなんですね。他の霊ではこれは決して語れないんですね。みなさん、私が語ろうとしている本の内容わかりますか。「夫婦調和の法」、「三角関係解消の法」、「セックス・トラブルの巻」、「親子の葛藤」、「離婚・再婚を乗り切る法」、「愛の讃歌」、こんなの言える人がほかにいるでしょうか。イエス様がはたして言えるでしょうか。この題で話ができますでしょうか。あるいは、天之御中主(あめのみなかぬし)之神様はどうでしょうか。谷口雅春先生はいかがでございましょうか。まあ、いろんな方がいらっしゃると思いますが、こういう題で話をするというのは、相当勇気がいるんですね。あるいは度胸がいると言ってもいいでしょう。 それが言えるためには、そこそこの実績というものが必要なんですね。実績があって初めて言えるんですね。その人の信用度の問題ですね。あるいは、それ以外のところで十分に通用する力を持っている人であるからこそ、こういう三角関係の話をしても九次元霊として信用されるんですね。こういうことがあるわけです。私はひじょうに実績を重視しておりますから、過去何冊積み上げたかわかりませんが、それだけの実績があるんなら、多少オフィス・ラブや三角関係のことを言ってもいいだろうと、まあこういうように思っているわけです。 予告が長くなりました。たしか話は夫婦の縁でしたね。夫婦の縁があるかないかということですが、もちろんあるんですね、みなさんあるんですよ。この世で偶然に夫婦になるっていうことは、まあないと思ってまちがいないですね。偶然中の偶然みたいなものがあるかもしれないけれど、でもやはりまったくの偶然ということはないと思います。 さて、私も生前の教えのなかで、夫婦の縁というのは決まっているんだと言っていました。生まれてくる前に約束してくる、という話をしていましたね。で、こういう話をしていると、GLA時代もすいぶん質問が多かったんですが、「じゃあ再婚はどうなるんだろう。離婚は? 四回も結婚する人どうなるの。いろんな人と結婚して、それぞれ子供できるのはどうなるの。愛人で子供生むのはどうなるの」と、こういうふうにうるさい質問がいっぱい出てきましたね。まあ例外はなんでもあるもんですから、そんな例外ばっかりとらえて全部計ろうとするのは、そもそものまちがいなんですね。やはり、本則というのがありまして、本則はやはり夫婦は縁があってなるもんです。ただ例外事象として、いろんな魂修行のために、その変形が出てくるんですね。そのように思わなきゃいけませんよ。 だから、夫婦の縁というのはねえ、みなさん、偶然では決してないんですね。たまたまいろんなきっかけで夫婦にはなるんですね。ある人の口ききでなったり、偶然どこかで出会ったりね。あるいはもっとひどいのになると、彼女のまつげが気に入ったとかね。彼女の背骨の出方が気に入ったとかね。彼女のペチャパイを見てかわいそうに思って結婚したとかね。いろいろあるんですよ。髪の毛がちぢれているのを気に入ったとかね。鼻の穴が片方だけ上を向いているのを見て気に入ったとかね。まあそれはねえ、いろいろなんですよ。つくえから物を落として彼女がしゃがんで、それを拾い上げるしぐさが可愛かったとかね。まあほんと世の中には、これほどいろんな発見があるのかと思うほど、男女の愛というのはいろんなきっかけで生まれるんですね。 だからこの考えに立つとね、不思議なのが今の見合い産業ですね。カップルを作るために、いろんなコンピュータ診断なんか入って、見合いやっていますねえ。年収であるとか、身長、体重、学歴ね、職種、いろんなものを比較しておたがいにつりあうか、つりあわないかね、こういうことでやってますが、ああいうのをやると神秘感がすこーし薄れますね。まあそういうふうに思います。でもやっぱり、あれでもくっつく人は縁があることは事実です。 だから、夫婦の縁ていうのは、そうだね、やっぱり九十パーセントぐらいはバッチリ決まっていると思って、ほぼまちがいないと思いますね。百人いたら九十人ぐらいですね。だから出てくるときに、いちばん最初に決めてくるのは何かというと、たいてい夫婦のこと決めてくるんだよね。仕事なんてまあ少々変えたって構わないしね、やめたって転職したって、食っていければそれでいいんだから大したことはありませんが、結婚の相手ぐらいは決めてきます。 それと、相手決めとかないと子供は決められないんでね、たいてい親子の約束してきます。親子の約束をしてくるという以上は、妻となる人決めてこないと親子の約束はしにくいですね、ひじょうにね。そういうことで、出てくる子供は三十年以上あとに出てくるんですから、二十何年から三十年ぐらい後に出てくるんですから、その子供まで決めてくるというわけだから、もちろん結婚の相手ぐらいいなきゃ困りますね。まあそういうことなんです。 その結婚の相手はじゃあどうなるのか、過去世で夫婦であったからなるのかって言うと、まあ過去世で夫婦であった人が結婚する可能性はやはり、そうねえ、九十七、八パーセントぐらい出ていると思います。九十七、八パーセントぐらいは過去世で夫婦であったもので、残りの二、三パーセントぐらいが、やはり今回初めてというケースになると思います。また、三角関係とか愛人とか、いろいろ話するけど、同時代に過去、複数妻であった人が出ている場合なんかあって、ややこしいことも起きることもあります。ただ約束はそうしたものです。たいていしています。 それと、まあ生まれてくる人の人生計画に応じてね、多少いろんな挫折があったり、健康を害されたり、事故で死んだりするようなこともあるかもしれないという恐れがある人生計画のある人は、やはりサブと言いますかね、もし駄目だった場合の万一の場合を考えて、第二契約、第三契約をしていることが多いです。生命保険みたいなもので、保険みたいにやってるんですね。 もし万一、結婚できなかった場合、あるいは相手が死んじゃったりした場合には、頼みますよというのがあるんですね。そうすると、その人とそういう約束をすると、その人も自分もやっぱり心配になってきて、やっぱり二つ、三つまたがけしとく、その次の人もやはり、こういうことで一応順位をつけて、抵当権みたいなもんだね、またがけしていくんですね。 ただ、そのときに混乱が起きないように、守護霊によく頼んでおくんですね。で、守護霊は「わかった、わかった。時期が来たら、ちゃんと俺がやってやるからね」と言ってやるんですが、居眠りしているような守護霊に会うと、困難が起きることもあります。まあそういうことです。だけども、メインと言いますかね、いちばん理想のカップルというのは、はっきり決まっております。はい、これはまちがいないと言ってよいでしょう。これが夫婦の縁です。 2.恋愛の季節 さて、生まれ落ちて二十年、いちばんうれしい季節が恋愛の季節です。みなさんはいつごろから、この恋愛というのを経験されましたでしょうか。早い方だと七歳とか八歳とか、あるいは九歳、十歳、中学はいってから担任の先生に初恋したなんて、まだこんなのは初恋とは言わないんですが、ほんとはね、担任の先生にあこがれたということであって初恋とは言わないですが、まあ中学校はいって初恋をしたというような人もいるでしょう。 恋とはなにか。これはわからないねえ。子供時代だと恋というよりも、まだ可愛いというかね、好きだと言ってくれるとうれしいっていうような、そんな感じでしょうかね。契約関係の芽ばえみたいのがありますね。それは、小学校ぐらいからもうぼちぼちあるんですね。彼女というほどにはませていないんだけども、おたがいに好きだというような意思表示が、一種の契約みたいな感じがあって、そうした契約関係ができ上がるとうれしいんですね。この目に見えない契約関係みたいなのを結ぶ、そういううれしさがありますね。 この契約関係みたいなのは、中学校ぐらいになって来ると、もうちょっとはっきりしてきますね。自分のボーイ・フレンド、ガール・フレンドということで、もうちょっとはっきりしてくるんですね。高校生ぐらいになると、もしかしたらという考えがありますね。もしかしたら結婚するかもしれない、という感じがあるでしょうね。そういう感じもあって、ちょっとステディに近づいてくるかもしれませんね。まあ高校卒業して、すぐ結婚する場合だと、高校時代のボーイ・フレンド、ガール・フレンドと結婚することもあるでしょう。ただ、まあ大学行ったり、いろいろ勤めしていたりすると、また趣味が変わってくるというのがたいていの常なんですね。 じゃあ、この恋愛の李節っていうのは、いったいなんなのかということですね。結婚の相手決めてきたんなら、ドンピシャリと最初に思った人と結婚すればいいじゃないかと、まあこう思います。それならミスがなくて手間がはぶけていいと思うけれども、残念ながらそうはいかないのが世の常なんですね。そこで、九十九パーセントぐらいの人は、結婚する人ではない他の人と恋愛というものを経験しております。 それはねえ、結局、なにごとも練習というものがいるんですよ。やっぱりね。練習と言っても、変なことを想像しちゃいけませんよ。変なことを想像しちゃいけないんだけども、結婚生活というのは、大人になってからの契約関係なんですね 。いわゆる法律もはいった契約関係です。で、その契約関係でやっぱりなんていいますかね、男と女が四十年、五十年いっしょに生活するんですから、それはよほど覚悟がいるのは事実ですね。四十年、五十年、その人とほんとうにいっしょに過ごせるかどうかということはなかなかそうかんたんにわかるもんじゃありません。これがわかる前にはね、多少、男性、女性というものに対する意識があったり、人間の向き、不向きですね、自分と合う合わないとか、こういうものを多少経験しておいたほうがいいこともあるわけなんですね。 ただおもしろいんですが、思春期のこの恋愛っていうのは、たいてい自分とほんとうの意味では合わない人を恋することが多いんですね。いわゆる失恋に終わる相手を選ぶことがあるんです。なぜかというとね、この十代の後半ぐらいっていうのは、あこがれがものすごく強いんですね。あこがれが強いんです。あこがれというのはなにから出るかというと、理想ですね。自分が理想化できるからこそあこがれが出てくるんですね。ではどういう相手を理想化するかというと、たいてい自分に持っていないようなものを持っている人、こういうのにあこがれるんですね。で、そういう人とじゃあどうか、なかよくなれるか、つりあうかというと、たいていつりあわないんですね。つりあわなくて、蹴られることになっているんですね。 ひじてつ、私もありましたけれどもね。そんなのねえ、こんな話したらきりがないんだけれども、まあそれはありましたよね。みなさんもあるでしょう。あるんですね。このときに思うにね、若いころは頭禿(は)げてはいなかったけれどもね、まあ、でも俺の頭が禿げていなかったらとかね、頭にデコボコがなかったらとか、やっぱり思うもんですよねえ。もうちょっとりりしかったらとか、もうちょっと背が高かったらとかね、もうちょっと足が長かったらとかねえ。 こんなことを言うと、なんかよっぽど私がスタイル悪かったように感じるかもしれませんが、私だって青少年のころはあったんですよ、それなりにね。そのころは、あなた、みなさん晩年のころのような姿だけを想像してはいけないんですよ。晩年は頭は禿げあがったりね、あなた、お灸をすえたというか、なんか針でつついたようなクレーターがいっぱい顔にも頭にもありまして、足は折り畳みが自由自在の長さであり、おなかは一メートル二十もあろうかというぐらいの、ひと抱えもあるようなおなかでありました。 こういうふうに思っている方も多いでしょうが、私も青年時代の美少年というか、美青年の時代はあったんですね。たいへんおしゃれは好きでしたし、粋な格好していましたし、赤いマフラーしてオートバイに乗って走ったりするようなことは、いくらでもあったんですよ。そんなツッパリの時代もありましたよ。リーゼントじゃありませんでしたが、ツッパリの時代もありました。それゆえに、女性を見て思いを寄せるということもありました。でも蹴られたこともありました。多かったでしょう。それはやはり、あこがれというものは、自分にないものに魅かれるからなんですね。 ただ、この男女の恋愛を通してね、人間は二つのことを学んでいるというように私は思うんですね。その二つのことはなにかっていうとね、異性というものをやはり勉強する、観察するという、こういうチャンスを与えられていることがひとつですね。これは、準備期間、社会生活をするための準備期間として、異性を知るチャンスが与えられているんですね。ほんとうは他人のカァちゃんになっていく相手なんだけど、もうこの人こそと思って入れこんでいくわけですね。人の奥さんになるのに悔しかったと、後では思うんだけどね。こういう男性、いっぱいいるんですよ。なんというかね、あるでしょう。 別れた場合ね、女性はかけられたやさしい言葉だけ相手に執着するとよく言いますね。あのときたしか、私のことを理想的な女性だと言った。あのときたしか、君のつぶらな瞳が素敵だと言った。あのときたしか、君の指先はキュートだねと言った。あのときたしか、君のおっぱいは日本一だと言った。あのときたしかに、君の足はほんとかもしかのようだと言った。こういうふうに好きだと言ったと、このようなことを女性は数え上げればもう何年分でも思い出せるという、こうした特技を持ってるんですね。とても男性には真似ができませんが、女性というのは全部覚えているんですね。ほめてくれたことはすべて覚えています。これが女性の女性たるところです。人間計算機というか、暗算機というか、コンピューターみたいなもんですね。 ところが男性は、相手の女性にかけたお金の分だけ気になりますね。そういうもんなんですよ。「しまった。あの野郎、あいつにあんな高いフランス料理食わすんじゃなかった。損した。ああ、しまった。あいつにあんなプレゼント買ってやって損した。指輪なんて買うんじゃなかった。ああ、あのペンダント、ほんとは偽物つかまそうと思ったのに、奮発(ふんぱつ)して宝石にしたいと思ったところが、宝石じゃ高すぎると考え直して伊豆の赤石にしたのに、ああもったいなかった」なあーんていろいろ考えるんですね。そういうこと考えます。 だから、男性は相手にプレゼントしたり、相手におごったりした分だけ相手に執着いたします。悔しい思いが強いんですね。魚を釣るときに餌を取られたあの気分ですね、あれに近いです。おっきなミミズつけて取られたときのあの悔しさ。ねえ、悔しいと思ったら、次は短く切ってね、ミミズを短く切って、そして何回にも分けて餌にするんですね。大きいのをかけて、パッとくわえて走られたら嫌だからねえ。短いミミズにしてね、そしてぶら下げるんですね。そしたら、ミミズは小さいと生きがわるいもんだから、魚もフンなんて言って知らん顔して通ったりするんですね。まあこういう経験がよくあると思います。そのように、女性はほめられた言葉に執着し、男性は相手にかけたお金に執着する。まあこれが一般原則です。 なにが言いたかったのかというと、なにが言いたかったのでしょうかねえ、そうですね、恋愛の意味でしたかね。だから相手を知る、異性を知るということがひとつです。 もうひとつはやっぱりね、この理想化ということね、異性に理想を感じる、ロマンを感じるということがね、これはひじょうに青年にとってだいじなことなんですよ。人生六十年、七十年、八十年の時間の中で、この青年期というのはなにかというと、やはり立志の時代なんですね。自分の理想を立てるとき、あるいは人生のロマンを感じるときなんですね。これがあるからこそ、この時代がいちばん美しいんですね。これはやはりなければいけないんですよ。人生のロマンですね。 二十歳ごろからもう墓場の用意ばっかりして、自分の墓石は御影石にしてくれとかね、大理石にしてくれなんて心配しているような人、もうこれはだめですよ。こんなのもうだいたい三十歳までに死にますからね、こんな人はね。お墓の心配しているような人はだめです。やっぱり理想に燃えてやるのが人間の筋でございます。この意味で、理想化ということをね、経験する時期であるということです。この二つの意味において、恋愛の季節はだいじなものを含んでいるんだと私は思います。 3.結婚問題 さて、そうしてだいたい私が見てますとですね、平均何回ふられるかという、まあ確率の間題があるんですね。これは、もちろん統計を出した人はいないし、神様にでも聞いてみなければわからないし、神様、関心がないかもしれません。さあ、だいたい一人何回ふられるかですね、平均ね。 だから、恋愛の認定をどこからが恋愛とするかの間題があるんで、ひじょうにむすかしいんですが、まあ物心ついてからといたしまして、物心つくのがだいたい十一、二歳ぐらいから十三歳、このころが物心つくころとすれば、これから結婚平均年齢、男二十七、八歳ですか、女二十五歳ぐらいでしょうかね、これまでの間でいうと、十二、三年あるわね。 そうするとね、だいたいみなさんよく聞いてくださいよ、だいたい普通の人は一年に一回ぐらい恋愛しているんですよ、平均してね。一年に一回恋愛しているということは、一年に一回は失恋があるということですね。これが普通なんですね。そうすると、平均打率を出してみると、だいたい十ニ歳から二十七歳までとすると、十五回、十五回ふられることになりますね、ふられるのと、ふるほうと半分ぐらいですから、だいだい七・五回ぐらいでしょうかね。で、女性もだいたい早熟だから、十歳からニ十五歳までやっぱり同じぐらいありますね。だから、ふられるのとふるのと半々と見て、七・五回、だいたいみなさん七回から八回ぐらいは失恋の経験があるんですよ。 ふったほうはあまり気にならないことが多いんだよ。ふったほうというのはあまり覚えていないんだよ。そうだろ。僕はふったことがあるかどうかみんな興味あるだろうけど、まあないかもしれんが、あるかもしれない。ふった場合って意外に気にならないんだよね。たとえば相手が女性だったらね、男性が言い寄ってくるよねえ、「OOちゃん、あのう、夜の銀座で今日……」「馬鹿言うんじゃないわよ、私忙しいわよ」と、ペンと言って通りすぎますねえ。二、三日したらもう忘れていますね。しかし蹴られたほうの男は、もうこれは二年も三年も覚えていることがありますね。 あるいは学生時代にね、女子学生にね、これぞと思った女子学生に狙いをつけてノート借りに行くっていうのは、ひじょうにこれは原始的な方法なんですね。みなさんやったことがあるかもしれませんが、好きな女の子に狙いを定めてノートを借りるというのは、まあこれはひじょうによくある手で原始的な方法です。それで、行ってどうするかというと「ペケ子ちゃん、あのノートを貸していただけませんか」と言ってね、「だれよあんた、だれが貸すもんか、ふーん」なんて言われてね、ポーンと蹴られて、向こうはそれで断っただけのつもりでいるけれども、こちらはまず恋愛の手つけで行ってたんですね。唾つけに行こうとして、その最初の段階でつまずいたと、こんな感じになりますね。 あるいは、もっと原始的な方法を教えると、彼女の前でハンカチを落としてみるなんてね、そしてハンカチを落としてみて拾ってくれると思って、ちょっと前でパサッと落としてみると、足で踏みつけて通っていかれたりしてね。その後しょぼんと立って寂しく肩を落として帰るねえ。こういう経験みなさん、ありましょうかね。私はないですよ、言っときますが、私はないですが、まあそういう方法もあることはありますよね。 もっとあるのは、あなた、学校の裏門で待ってるなんてこんなのよくありますねえ、裏門でも、表門でもいいけども、だいたい彼女の帰る時間帯を見ていて裏門に立っていて声かけると、痴漢と誤解されて悲鳴をあげられておじゃんになる、こういうのはよくありますね。これもね、もっと手が込んでくると、彼女の自宅を調べ出して、だいたいこの地下鉄だとかね、国鉄だとかね、乗る駅を見定めて、その駅で立っているというのがあるんですね。ここまで来ると悲惨ですけどね、だいたい朝の出がけに立っている、あるいは帰りに立っていて、二時間、三時間、時計にらみながら立っているんですね。これやったことがある人、結構いるんですよ。ねえ、私の調査によると、わりあい多いんです。待ち伏せっていうやつですね。この待ち伏せもやるんだけど、これ成功率が一割ありません。成功率は、だいたい百人がやって、まあ百回やってでもいいですけれども、百回やって成功率は一回か二回です。九十八、九パーセントは絶対成功しません。 なぜしないかというと、こわいですから、何されるかわかりませんものね。今日、夕方帰ったらね、男が立っていて、待っていたなんていったらこわいよね。どっかのしげみにでも引っ張っていかれるんじゃないかと恐れるよね。そうすると、翌日家に帰ってくるときはやっぱりもっとこわいよね。またいるんじゃないかと思って、今度は時間をずらしたり、隣りの駅で降りたりね、タクシー乗ってみたり、いろいろするわね。女性の恐怖心がつのります。だから、女性は恐怖心がつのるから、やっぱりそういう恐怖に訴える方法を取ってはいけないんですね。 男性のみなさんに言っとくけれども、女性は恐怖心の動物だということをまずしっかり知りなさい。相手に恐怖を起こさして成功するということはまずありません。それがある場合には、あるっていうのはもうなんて言いますかね、むりやり犯罪行為みたいなのをするとき以外は、そういうことで通用することは絶対ありません。結婚というのは、そうではなくて天国的な雰囲気のなかでね、蝶が飛び、花が咲き乱れる、その天国的な雰囲気で戯れる姿を女性というのはイメージしているのですよ。だから、そこに入れるような雰囲気を作っていかねばならんわけですね。 なにが言いたかったというと、結婚問題なんです。だから、まあ恋愛をいろいろするけども、そのなかから伴侶を選ぶというのが、ものすごくむずかしいということなんですね。だから失恋で悩んでいる人は結構いると思いますし、見合いして断わられた方も結構いると思いますが、だいたい自然の普通の人間であれば、失恋する回数が七・五回ぐらいあるというのが私の調査結果です。七・五回が平均打率です。だから七、八回ふられたぐらいなら平均と思いなさい。三回や四回なら、これは平均よりだいぶん成功率が高いと思っていいでしょう。 十回以上というと、まあちょっと容姿が落ちるんじゃないかな。鏡に映してごらん。十回以上になると、ちょっと問題あると思うよ。どこかにあるでしょう。下腹が出ているとかね。お尻がたれているとかね。足が短いとかね。あるいは鼻が上を向いている。目が吊り上がっている。片目がつぶれている。頭が禿げている。あるいは、まあ、後は鼻毛が伸びているとか、いろいろあるわね。あんまり極端に回数が多い人は、どこか不潔なとこがあるんじゃないかどうかをよく点検してみてくださいね。 それでね、一応結婚問題と銘打ったんで、結論を言わねばいかんと思っていますが、じゃあどういう相手を選べばよいのかということですね。私はね、選択の基準として三つ言っておこうと思います。というのも、ほんとうは守護憲と話できれば一発で結婚の相手がわかるんですが、ふつうの人間はそれができませんのでね、やむなく自分の頭で考えねばなりません。 それはねえ、まあ男性の場合でしたら、まずね、いちばん考えてほしいことは、自分の人生の理想とはなにかということを考えてほしいんですね。なにに理想があるのか、たとえば仕事はなんでも収入さえあればいいんであって、自分がそれ以外のね、休日の遊びに興味があるというなら、それもひとつですし、仕事はどうしても替えがたい仕事、この仕事を一生やりたいというような仕事を持っている人であれば、この仕事に要するに興味関心を示してくれて、応援してくれる人でなければだめだということですね。 仕事には関心がなくとも、余暇のほうがうまくいけばいいというなら、その余暇の過ごし方に共感を呼ぶような人を探すことですね。自分は、たとえばもうなんて言いますかね、海が好きで好きでしょうがないとかね、あるいは自分は映画見るのが好きで好きでしょうがないとかね、自分は車すっとばすのが好きでしょうがないとか、まあこういうふうな人であったら、それなりに相手もわかってくれるぐらいの人を選んでおけばいいです。 だから第一基準はね、自分の仕事に理想があるのなら、その理想がわかってくれる人、理想がなくて遊びのほうに中心があるのなら、その遊びができたらいっしょに遊べるような人、これを選んでおけばよいです。 第二の基準ですね、これはよく言う、その両者のつりあいというのがあります。これは、見合いなんかもちろんあるでしょうが、つりあいが取れているかどうかの問題ね、これは馬鹿にする人も多いけども、結構だいじなことではあると思いますね。つりあいを考えてみて、片方を百としてね、片方が男でも女でもいいけども、片方を百として、もう片方がそのつりあい基準で言って、だいたい百十から九十の間ぐらいに入ってるなら、なんとかその夫婦はうまくいく可能性が強いですね。 ところが、問題はその幅を越えている場合ですね。たとえば、男性が百なのに女性が百五十ぐらい値打ちがある。あるいはその逆もありますね。男性が百なのに女性が六十ぐらいしかないとかね、七十ぐらいしか点数がつかない。この程度差があると、これは破談になるか、あと離婚になるケースが多いです。だから、はた目に見てね、だいたい片方を百とした場合に、九十から百十ぐらいの間にはいっているということね、十パーセントのブレぐらいしかないということかだいじだと思います。 だからねえ、頭がつるっぱげのおじさんがもし読んでいたら、僕言っとくよ、頭がつるっぱげでね、マリリン・モンローと結婚する可能性はないんだよ、そう思っときなさい。まずないと思いなさい。アッハッハッハッハ、ないんだよ、実際はね。そう思いなさいね。それは、百十から九十の間に相手がはいっていないからさ。相手が二百も三百もあったら、それは無理なんですよ、ね。 それから、いっくらプライドが高くてもね、自分は美人だと思っていてもねえ、田舎からあなた草むしりしながら出てきた女性は、残念ながら、あの皇室にははいれないんですよ。皇太子妃には絶対なれないんですよ。やはり、家柄がそこそこよくないとね、家柄が旧財閥であるとかね、やっぱり、そこそこのたとえば東大教授の娘であるとかね、最高裁の判事の娘だとか、なんだかんだそのへんぐらいのレベル保っていないと、宮中にははいれないんですよ、みなさん。無理してはいったら後が苦しいんですね。だから、どんな美人であってもね、残念ながら田舎できこりしている人の娘に生まれたら、それは縁がないと思わなきゃいけないんですね。 だから、まあそういう極端は別にしてね、だいたい総合して考えてみて、容姿、学歴、それから収入、知性、なんだかんだいろいろあると思いますが、総合してみてだいたい百十から九十の間ですね、これ考えてみてください。人間に点数つけるのはむずかしいかもしれないけれども、ある程度わかると思いますね。だいたい十パーセントぐらいのズレですね。それで、たとえば男性が百で女性が百五ぐらいだと、女性のほうが恩を売ったという形になってね、その五パーセントのところを自慢できるわけですね。そうすると愛されるわけです、ひじょうにね。ところが、男性が百で女性が九十ぐらいで来るとね、多少つつましやかに控え目で、内助の功を発揮しないと家庭がうまくいかないんですね。 だから、このへんのつりあいをよく見て、どっちが奉仕しなきゃいかんのかを考える。それで十パーセント以上離れていたら、奉仕の枠を越えてくると、まあこういうことですね。無理はしないことですね。まあそれは言っておきたいと思います。 だから、男性が十歳年下の女性と結婚できたというのは奇跡かもわからないけれど、この十歳年下というだけでも十パーセント分ぐらいの値打ちがあるよね。そうすると、後の面でよっぽど男性は恵まれていなければ、つりあいが取れなくなりますね。こういうことになります。お金があるとかね、仕事ができるとかね、東大を留年しないで卒業しているとかね、やっぱりいろいろそういう条件がないとつりあいが取れなくなりますね。まあそんなもんです。これが二番目ですね。 三番目はねえ、やっぱりなんていうかねえ、まあ一番目が理想で、二番目がつりあいということを言いましたが、三番目はやっぱりなんていっても、経済的問題だと私は思っています。これは、二番目のなかに含めてもいいけども、結婚がうまくいくかいかないかっていうけれども、経済的に安定感があればうまくいくんですよ、ほとんどの場合ね。家庭不和の原因のひとつは、やっぱり経済問題が多いです。家庭がうまくいっていて経済的に裕福であって、不満がなければね、夫婦はやっぱりうまくいきます。奥さんがガァガァがなるのは、たいてい旦那の稼ぎが悪いからです。あるいは生活が不安定だからです。そういうことがあって、子供が産めないとかね、いろんなことがあってそうなるんですね。 だから、経済問題の多少の見通しがつくかどうかね、これをよく考えてほしいと思います。で、つかない人であるならば、ほんとうに共働きで相手とやっていけるはどの恋愛であるかね、愛があるかどうか、そのへんをよく考えることだね。まあこれがだいじだと思います。
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侍コジロウ 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) 人間 攻撃 雷 ★3 5 1292 1951 725 575 659 力の祝福【中】 【全】攻撃力1.4倍 ★4 10 1680 2537 798 633 725 力の祝福【大】 【全】攻撃力1.7倍 詳細
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実際に読む(リンク) シリーズ:遠出シリーズ(房津組) 前話遠出のあとで⑧ らぷそでぃー・おん・まざーずーり 次話遠出のあとで⑨´ トリスメギストス VS CAP 前編 概要 房津夫婦 vs 仮面野郎 in 路地裏+α レシピ追加 無 登場キャラ 登場 ヤマロード フーディア ベル フサ ノル ニャラギ シーナ ジル ドクウォル タカラ モランス ツーデル よね ノマ エゴ ルナシィ ケイト モラルク ギコレーン 警察官 元ネタ解説 217 「房 毛 百 抜 拳(ふさげひゃくばつけん)!!!」 「 ■ 房 津 ■ 」でフサが披露した「房毛神拳奥義」の一つで、全身の毛が抜け落ちるだけの技。 233 「驚 天 阿 封 炉 装 っ!!」 上に同じく「房毛神拳奥義」の一つ。元ネタではアフロが発火→家全焼となった。
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――貧しい、みなしごの5人兄弟が協力し合い、子供だけで暮らしていました。 ――それを知った王様は心を打たれ、子供たちを養子に迎えることにします。 ――知らせを聞いた子供たちは、大喜びするやら、あわてるやら。 「……ごっ、めっ」 空が薄明るく、外気もまだ生暖かい程度の初夏の早朝。ちょうど、橋を渡り切った所だ った。 「ごめ、ん」 息も絶え絶え、乱れた呼吸の合間を縫って、サヤが必死に声をつなげた。 それまで走ると歩くの間で足掻いていた彼女だったが、とうとうその気力も尽きてしま ったらしい。両腕はひらひらと力なく、足もペタペタと上がらぬヘタレフォーム。それか ら一歩、二歩、三歩。電池の切れた玩具のように、それでピタリと立ち止まった。 「もう、ちょと、しんどっ、しんどい」 両膝に手をつき、見るからに限界の息づかいに合わせて、肩を深く上下させる。視線は アスファルトを向いて動かず、セミロングの髪もぺっとりと肌に張り付いていた。 「……じゃ、ちょっと休みましょうか」 サヤが立ち止まった3歩先で、ユージが足踏みを止めてそう言った。 ――村人たちも自分のことのように喜び、子供たちの元へ駆けつけました。 ――『王様の子にしてもらうには、すばらしい贈り物でおもてなしをして、えらい子だ と感心して頂くのが肝心じゃ』老人が子供たちにそう言い聞かせます。 ――子供たちはさっそく贈り物の用意に取り掛かりました。 しばらく歩いた先の、堤防の石階段に、サヤはどかりと尻を落とした。 「もうっ、あっつ」 乱暴にジャージを脱ぎ捨て、タンクトップ一枚の上半身を外気にさらす。裸になった腕 やワキに直接風に当たり、蒸れていた熱が四散して幾分マシになったが、それでもまだ、 ベタ付くような湿気が払いきれなかった。 特に、無駄に膨らんだ胸に空気がこもり、ひどく蒸す。パタパタと胸元を開放して風を 入れると、それでようやく涼しいという感覚を覚えた。ついで、反対の手で額に張り付い た前髪を整える。 しかし全く、胸元のコレは走るのにも邪魔、寝ても邪魔、ことあるごとに邪魔、その上、 肩も無駄に凝る。世間の言う大きいと良いという概念はどうにも理解出来ない。胸中で愚 痴つきながら、サヤは後ろ手を付いて何気なく空を仰いだ。 「あ」 そしてピタリと手を止める。空を仰いでからさらに仰け反った、その、逆転した視界の 先に、すっかりと忘れていたユージの姿を見たのだ。彼は階段の上に棒立ちし、難しい目 つきに眉をひそめ、赤らんだ横顔をこちらに向けている。 サヤのただでさえぼうとした頭がさらに混乱し、一時、思考と身体が停止した。 不意にヒラリと風が吹き、無駄に膨らんだ無防備な胸元にすうと入り込む。 「……っひ」 その感覚に正気を取り戻し、サヤは甲高い悲鳴を上げた。 ――上の兄さんは、得意の木彫りで鳥の置物を作り始めます。 ――上の姉さんは、得意の絵で美しい天国を絵描き始めます。 ――下の姉さんは、得意のマンドリンで音楽の練習を始めます。 ――下の兄さんは、得意の料理でとびきりのメニューを考え始めます。 ――ところが一番下の妹の、小さな女の子には、何一つ得意がありませんでした。 「いや、スマンね。走りすぎで頭ぼぉっとしてて……」 「いえ、どうも……」 再びジャージを着たサヤの隣に、ユージが遠慮しがちに腰掛けた。 「飛ばしすぎちゃったからさぁ、もうとにかく暑くて暑くて」 「確かに、ちょっと考え違いでしたね。朝方ならもう少し涼しいと思ってたんですが……」 苦笑しながら、ユージがアンダーシャツの袖で汗をぬぐう。サヤもジャージの袖を肘ま で引いた。長袖より多少は暑さの誤魔化しになるが、しかし、その程度だ。本来なら脱い だまま腰にでも巻くところだったが、先ほどの手前、肌着姿を晒すのは気恥ずかしかった。 (体操服でも着て来りゃよかったか) 今更の後悔噛みしめつつ、サヤはまた後ろ手を突いて空を仰ぎ、ぱぁと熱い息を吐いた。 (……あつ) 太陽が不在の早朝と言えど、予想したよりも気温・湿度ともに高い。なに、そう暑くは ならないだろうと思っていたが、あさはかであった。ジャージの下でまた空気が蒸れ始め る。つくづく思うに、最初からアンダーシャツに短パンという薄着で来たユージが賢明で あった。 「それにしてもサヤ先輩、もう少しペースを考えて下さい。いきなり全力疾走は無茶ですよ」 不意にユージが沈黙を裂く。その言葉に、サヤは思わずぷっと吹き出した。 「あはは、いやなんつーかさぁ、取りあえず一回全力出さないと調子出ないのよね、あた しってさっ」 「怪我しますよその内……別にタイムを計ってる訳じゃないんですし、ジョギング程度に して下さい」 「あい師匠! 了解でッス!」 ぴんと伸ばした手刀で額を叩き、また笑う。ユージは終始呆れたような顔を浮かべてい たが、しかし、ため息を一つ挟むといつもの幼顔に戻り、サヤを向いてまた口を開いた。 「でも、なんでまた突然に早朝練習なんですか? 別に俺は大丈夫なんですけど」 無垢な童顔が傾き、質問を投げかける。サヤはうんと腕を組んだ。 「う~ん、いやさ、前々からやってみたいと思ってたんだよね」 「早朝練習を?」 「いやいや」 ユージの言葉を否定すると、サヤは顔の高さでぐっと拳を握り、目に炎を宿して力強く 言う。 「そこはユージくん、秘密特訓と呼びたまえ!」 「秘密なんですかコレ?」 「秘密だぁ!」 ―― 一番下の女の子が何も出来ないまま、数日が過ぎました。 ――兄さんたちは王様を迎える準備に余念がありません。しかし、何も出来ない女の子は 一人、村の広場で馬丁の仕事をしていました。 ――そこに、一人の商人が現れて言います。「私のロバに餌をやって頂けますか?」 ――女の子はぴょんと立ち上がりロバを預かると、疲れた様子の商人に、壁際のベンチを 勧めてあげました。 「正直さ、あたしってそんなに強くないじゃん?」 並んで座ったまま雑談を続ける内、サヤが口を滑らせた。 「ずっと前にさ、コジロー先生にも言われたことあるんだけど、剣道って、やっぱり経験 の差がモロに出るんだよね。あたしも最近になって分かってきたけど」 「確かに、そういう部分はあるかもしれませんね」 「でしょ! それであたしってば高校入ってから剣道始めたから、ぶっちゃけミヤミヤの 次に経験少ない訳じゃん!? 二番目に弱いってワケじゃん!?」 「いや一概にそういう訳でも……」 「ないことないじゃん!?」 「いえはいまぁ……」 勢いに乗るサヤに押され、ユージが口ごもって身を引いた。 「でさ、これはそろそろパワーアップが必要かなぁって思ったワケ。でもあたしじゃ何し ていい分からなかったからさ、取りあえず走っとけみたいな? でもさすがに部活終わっ てすぐはしんどいし、かといって乙女が一人夜に走るのは危ないし、んじゃ朝? ってな ったのよ。んでそれをお母さんに宣言したら朝でも一人で危ないのは一緒だからダメって 言われて……」 「で、俺が呼ばれたと」 「イエェス! 男の子ならお母さんも文句なくてさ、後輩って言ったら誤解されなかった し、それにユージくんなら技術面でも頼りになるし、なんと言うかユージくんすごい都合 がいいと言うか」 「その言い方は酷いですね」 「アハハ、ごめんごめん」 片手をひらひらとさせて、サヤがまた笑った。 ――ベンチで一眠りした商人は、目覚めるなり、隣の女の子を見つけてこう言いました。 ――「ずっとそこに居たんですか?」 ――「ええ。おじさんがとても優しそうな人だったから、側にいたかったの」 ――女の子が答えると、商人はにっこり笑って顎ヒゲを撫でます。 ――「あなたはとてもいい子ですね。用事が済んだら、もっといっぱいお話ししましょう」 ――「おじさんは、なんの用事で来たの?」 ――上目使いに言う女の子に、商人は答えました。 ――「ちょっと、人探しに」 「と、言うことは、これは、キリノ先輩にも秘密なんですか?」 「ん~、まぁね」 石段から重い腰を上げ、堤防に上がって柔軟体操を始める内、また不意に会話が始まる。 「キリノに言ったらさ、絶対『私も付き合うよ~』ってコトになると思うのよね。自分に はお店の手伝いとかお弁当作りもあるのにさ、無理してでもアタシに合わせようとしてく れるのよ、きっと。そりゃありがたいんだけどさ、あんまりあの子に負担かけたくないし」 「なるほど、分かる気がします」 「でしょ?」 互いに大きく納得の声を漏らし、肩を並べて入念にアキレス腱を伸ばす。 「いい子なんだよねぇ~。全国大会行くって言ってるのも、半分は本当にあのダメ顧問の ためだよ? きっと」 「もう半分くらいは、純粋に剣道を楽しみたいって感じですね」 「そうそう! 剣道って言うか部活? ホント頭の中さっぱりしててさ。あ、あたしが言 うのもアレか」 股関節を伸ばしながらサヤが笑う。ユージもまた股関節を伸ばしながら苦笑を浮かべた。 「って訳でぇ! 愛するキリノのためにも、いっちょ秘密特訓後半戦いくよ~!」 「あ、サヤせんぱ……」 一通り体操を済ませると、ユージが止めるよりも早くサヤの足が走り出した。それも一 心不乱にして猪突猛進。体力の温存やその他、諸々の要因全てをねじ伏せるような勇まし い疾走である。サヤの身体は風の如く堤防を駆け抜け、昇りかけの朝日へ向かうように跳 ねて踊った。 「いぎっ!」 しかし突如、その、文字通り飛翔した足に、筋肉を引き裂かれるような激痛が走った。 異常事態に身体が硬直し、着地した軸足がぐらりと揺れる。それを追うように、サヤの身 体は勢いのまま、重心を見失って堅い地面へと投げ出された。 ――商人はすぐに戻って来ました。 ――「探している人は見つかったの?」と、女の子が問い掛けます。 ――「ええ、見つかりましたよ。でも、全員に追い返されてしまいました」 ――「どういうこと?」 ――不思議そうな女の子に向かって、商人は寂しそうな顔を浮かべて言います。 ――「一人目は木彫りに、二人目は丘の上で絵を書くのに夢中でした。どちらにも、仕上 げるから後にしてくれと言われてしまいましてね。三人目は歌を歌っていました。 ちょっと話がしたいと言ったら、今はダメですって。四人目はもう村に居ませんで した。どうにも、町の食堂まで料理を習いに行ったそうです」 ――そこまで言うと、商人はがっしりとした二本の腕で女の子の体を抱き上げ、ぱちくり と驚く顔に向かって、やさしく笑いかけます。 ――「大事なことを、見失ってしまったようなのです、お兄さんたちは」 がっしりとした二本の腕が、サヤの身体を抱き止めた。 「いきなり全力疾走じゃ、怪我しますよ」 行く先を見失った大柄をしっかりと支え、地面につなぎ止めながら、呆れたような声で 囁く。 「無茶をして、目的を見失っちゃダメですよ。練習は鍛えるためのもので、怪我するため じゃありません」 不意に腕が離れると、サヤの身体は芯を抜かれたようにふにゃりと地面にへたり込んだ。 全身の筋肉が自立心を無くし、働かず、ただ尻に冷たい土の感覚を覚える。それから、左 足の痛みを思い出した。筋を引かれる様な独特の痛み。どうにも急な運動でつっただけの ようだ。それに転倒するはずだったその他もまるきり無傷で難を逃れ、どこも異常なかった。 ただ一つ、ばくばくと高鳴る心臓を除いて。 「あんまり、自分自身に負担を掛けないでください」 天からすっと、剣タコまみれの手が降りてきて、サヤの眼前で止まる。その手から手首、 腕、肩へと視線を上げていくと、朝焼けに光る空を背にした、ユージの微笑がそこにあった。 「ゆっくり、行きましょう」 ――「この人が、王さまにちがいないわ」女の子はそう思い、抱き上げられたまま言いました。 ――「王さま、私は王さまの子どもになりたいの。でも私、なにも差し上げるものがないの」 ――「そんな、確かに頂きましたよ」 ――「私はなにもしていないわ」 ――「いいえ、なによりもすばらしい贈り物を頂きました。ただありのままの、真心とい う贈り物を。私は、それだけで満足なんです」 ――王様は女の子を壁際のベンチにそっと下ろすと、その前に屈みこんで女の子に笑いか けます。 ――「ありがとう、あなたは私の子供です。ゆっくりお話をしましょう。その後で、もう 一度お兄さんたちに会いに行きます。その頃にははきっと、あの子たちも私を振り 向いてくれるでしょうから」 ――こうして、一番下の妹の小さな女の子は、優しい王様の子供になることが出来ました。 ――女の子のお兄さんたちが王様に気付いたのは、もう少し後になってからだそうです。 「んで? ユージくんはどったの?」 道場の隅の真っ白な灰-――もとい、放心状態で座り込んだユージを眺め、キリノがカタ リと首をかしげた。 「朝練前に燃え尽きてるねぇ~、どうしたんかねぇ~、知らんかねぇタマちゃん?」 腕を組んで振り返ったキリノに、タマキがふるふると首を横に振って答える。同じくし てサトリ、ダンやミヤコといった一連の面子にも順番が回るが、どれも一様にして同じ反 応だった。 「聞いても『なんでもない』とか、『秘密』とかしか言わないぞ」 その中でダンが言う。おぉとキリノが歓声を上げた。 「なんと、あの誠実なユージくんが内緒ごとをぉ!? これはサヤ警部、どう見ますかね?」 「い、いやぁ」 キリノの視線から逃げるように首を曲げ、サヤが苦い顔を浮かべた。 「例えば、足のつった人間(体重ぃゃンkg)を背負って数キロに渡り歩かされた、とか?」
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今日は土曜日。新婚夫婦にとっては待ちに待った日でしょう。 言わずとも、この二人も・・・ 「シンジィ~! 一緒にお風呂入ろっか?」 「う~・・・ん」 と中途半端な返事をする。 温泉などでは一緒に家族風呂に入ったことがあるので別に恥ずかしい訳ではない。 問題なのは二人一緒に入るにはこの家の風呂が狭い事である。 案の定、狭い。実際二人で湯船につかるとお互いの脚を絡ませて入らなければいけない。 「やっぱ、狭いね・・・」 「うん」 「じゃ、アタシが先に体洗うから、その間ゆっくり浸かってなさい!」 ゴシゴシ シャカシャカ ワシャワシャ (・・・20分経過・・・) 「まだぁ、アスカ?」 「うっるさいわね~!乙女の柔肌はデリケートなのよ! 時間が掛かるの! それくらい判りなさい!」 「乙女じゃないくせに・・・」 「!! なんか言った!?」 「いえ、別に・・・」 「人の大切なもの奪っといて、そういう事言うんだから! やっぱりバカシンジだわ!」 本音を言えば今日は土曜日。明日は当然休みなので、夫婦の営みには最適な日である。 アスカも気合が入り、いつもより念入りに体を洗う事としたのであった。 (・・・30分経過・・・) (そろそろ、いいかな?) 「シンジ、いいわよ 交代ね! アンタもしっかり洗いなさい・・・っよ!!」 振り返ったアスカは、かな~~~り驚いた。 目の前には、湯船の中で真っ赤な茹でダコになったシンジの姿があった。 「ちょ! ちょっと! バカシンジ!! なにやってんのよ~!」 「・・・オッファ~・・・」 とりあえず、アスカの介抱により無事に済んだシンジであったが、 今週の夫婦の営みはお預けになったそうだ。 めでたし、めでたし 「めでたくなんかないわよ!! くそう・・・ 来週こそは・・・」
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SSあるいは少し長めのネタ 書いてくれた職人の方、題名を知りたいので連絡ください 目が悪くて見にくいという方などは、こちらにワードでまとめたzipをご用意してあります。 ↓↓ SS集zip 960氏 曲は Komm,susser Tod 一話 二話 三話 840氏 ゆりかごの詩 ① 249氏ノゾムモノ(料理シリーズへのプロローグ) 一話 249氏料理シリーズ アスカの料理奮闘記~思い出の肉じゃが~ 1話 2話 3話 249氏料理シリーズ アスカの料理奮闘記~料理は愛情~ 1話 249氏料理シリーズ アスカの料理奮闘記~片づけをしよう~ 1話 2話 249氏土曜シリーズ 土曜日の夜に・・・ ① 249氏土曜シリーズ 土曜日の夜に その弐 【 ~赤木リツコの受難~ 】 ① ② 249氏土曜シリーズ 『 土曜日の夜に その参 【 ~その後の碇夫婦~ 】 』 ① 249氏『暑い日』 シンジ目線 アスカ目線 249氏 碇シンジもっとも長い誕生日 1 通りすがりさん 月9 ① 通りすがりさん 赤鬼嫁日記 (続きで終わっています。) ① 309氏できちゃった・・・///(仮) 一話 492氏 約束 壱話 弐話 504氏 ある日の日曜日 1話 522氏アスカの思い出 一話 二話 三話 四話 五話 522氏旅行へ行こう 1 2 3 522氏 好敵手 1 2 522氏 母と娘 第壱話 第弐話 家族 1 未来 一話 ドブ掃除 一話 世界(シリアス) 一話 ドッペルゲンガー 一話 ロダ借りた人 漫画シンジとアスカの夫婦生活(携帯からはみれないです) 一話 惣流キョウコ氏バーボンハウス(元ネタ:新ジャンル「バーボンハウス」) 一話 元ネタはこちら→URL ※こちらにあるFFの著作権は書いてくれた職人がもっています。転載などは職人の許可をもらってください
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晩年の夫婦 「ゆっくりしていたねぇ……」 「むきゅう、ゆっくりしていたわ」 森の奥にある大木の根。 ここに二匹のゆっくりが住んでいた。 帽子はガサガサ、髪は所々が痛んでおり、美ゆっくりとは対極のまりさ。 飾りの取れた帽子、片側の髪を結んでいた紐もなくなり、歩行もしなくなったためにあんよは乾燥してひび割れたぱちゅりー。 二匹は最後の巣立ちを見送り、ゆっくりしているところだった。 「最後のまりさはずっとぱちゅりーから離れないから、もうおうちを出て行かないかと思ったよ」 「むきゅ、甘えん坊なだけよ、本気になればまりさにも劣らない立派なゆっくりになるわ」 「ゆゆっ!まりさはまだまだ現役だよ!」 「むきゅきゅ、ごめんなさいね」 ぷくーっをしながらもその目に怒りは微塵もなかった。 むしろ本当に仲の良いゆっくりのじゃれ合い。 「さて、そろそろ狩りに行って来るよ」 「むきゅ!?そんな身体じゃ無茶よ!」 ぱちゅりーの静止も虚しく、いつも通りに身支度をする。 「ぱちゅりー、おちびちゃん……もうおちびちゃんじゃないね、まりさやぱちゅりーが出て行ったからってずっとゆっくりするのは良くないよ」 「むきゅう……」 「まりさ達はもう赤ちゃんを作れないだろうけど、生きている間はゆん生を謳歌するんだよ、その為には今日のごはんさんを採りに行かないとね!」 「むきゅ、わかったわ!じゃあお弁当を持ってくるわね」 洞窟の奥から葉っぱに包まれた荷物をまりさに手渡す。 「今日のお弁当はいもむしさんと苦い野草、デザートは野苺よ」 「ゆゆっ、野苺さんはゆっくりできるね、ありがとう!いってくるね」 辛うじて跳ねはするものの、もはやぽいんぽいんと言った軽快な音はなく、空気の抜けかけたボールが跳ねるような音だった。 広場 そこにはバッタと格闘するまりさの姿があった。 「ゆふぅ、バッタさんはゆっくりしていないね」 昔はバッタなど容易に狩る事ができ、長からはバッタ絶滅保護法が施行された程の腕前だったのだが…… 「ぱちゅりーがお腹を空かせているから、バッタさんはゆっくり捕まってね!! ゆびっ!」 顔面からのナイスランディング。 まりさの腕も落ち、周囲にはまたバッタの群れがやってくる程になっていた。 「くささんにどんぐりさんしかとれなかったよ、ぱちゅりーとの約束だったのに……」 帰宅の足取りは重かった。 「むきゅ、お帰りなさい!」 「ただいま……」 帽子を反転し、ボトボトと今日の成果を降ろす。 「ごめんね、これだけしか取れなかったよ」 「むっきゅん、もうぱちゅりーもそんなに食べないし大丈夫よ!」 今にも泣き出しそうなまりさを、ぱちゅりーは優しく諭した。 備蓄はまだあるし、質こそイマイチだがまりさの採って来るごはんの量も思っていたより十分だ。 ぱちゅりーは落ち込むまりさを勇気付けるように、寄り添いあってすーやすーやを始めた。 季節は白い雨の降る冬になった。 おちびちゃんは元気にしているかな。 まりさったら、もうおちびちゃんじゃないのよ。 そうだったね、でもまりさとぱちゅりーにとってはずっとおちびちゃんだよ。 そう言われてみればそうね、むきゅきゅ。 どんぐりさんとコオロギさん、余っちゃったね。 まりさが頑張りすぎるからよ。 ぱちゅりーがもっと食べるかと思ってたよ。 むきゅ、ぱっちぇは小食よ、失礼しちゃうわ。 春になったらおちび……まりさとぱちゅりーに会いに行こうか。 そうね、あのぱちゅりーは森の賢者になれているかしら? ゆふふ、まだおうちを出てから半年も経ってないよ、でももしかすると狩りの得意なぱちゅりーになってるかも。 あらあらぱちゅりーなのに?じゃあまりさが森の賢者になっているかもしれないわね。 ゆふぅ、おはようをしたばかりなのに眠いよ…… むきゅっ、無理は良くないわ、ゆっくりおやすみなさい。 うん、ごめんねぱちゅりーだけ寂しい想いをさせて。 ううん、ぱっちぇも少し眠いの、一緒にすーやすーやしましょう。 ……ぱちゅり、そろそろすーやすーやしよう。 そうね……ねぇまりさ。 ゆん? ぱっちぇは凄く幸せだわ。 ゆふぅ、ゆっくりおはよう。 ………… ぱちゅりー? ………… いつもまりさの事をあわてんぼうって言ってたのに、最後の最後でぱちゅりーの方があわてんぼうだったね。 ………… まりさの我侭に付き合ってくれてありがとうね、ゆっくりしていってね! ………… あっ、おちびちゃんにスズムシさんの採り方を教えてないや…… ………… おちびちゃんがバッタさんばかり採ったら、また長に怒られちゃうね。 ………… ぱちゅりー、次も一緒にゆっくりしようね。 ………… ゆっくり……していって……ね…… ………… ゆっくり達にある噂が広まっていた。 ドスをも思わせる強大な体のぱちゅりー、豊富な知識と発想を持つまりさ。 この姉妹が管理する伝説のゆっくりぷれいすがあると言う。 ただそのゆっくりぷれいすは極端にバッタが少ないとか。 あとがき 作風検討のための試作品です。 空気を読めなくてごめんねー 今までの作品 おやさいやるよ 書いた人 MFYP(Most favorite yukkuri is Patchouli) おまけーね む、むきゅ……ねぇまりさ? ゆ? ぱ、ぱ、ぱっちぇをおよめさんにしてほしいの! ゆゆゆゆゆ!? ………だめかしら? ゆ!そ、そんなことないよ!まりさもぱちゅりーがだいすきだよ! むきゅ!まりさ……ありがとう! まりさはぱちゅりーのためにまいにちばったさんをいっぱい、いーっぱいとってくるよ! やくそくするよ!
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そらジロー 日テレお天気キャラクター 性別 オス 生息地 日本テレビ 性格 わりと前向き 趣味 観天望気 決め技 回転ジャンプ※ジャンプによる消費カロリー1日300kcal そらジローの観天望気
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613 名前: 774RR [sage] 投稿日: 2008/02/27(水) 05 09 27 ID d6RonzVO うちの雑種犬のジローはじいちゃんのカブに乗って出かけるのが毎日の日課だった。 去年じいちゃんが老衰で天国にいってからはオレがジローをカブに乗せて散歩に連れていっている 先日カブが寿命となり新しくアドレスを買った。カブよりも早いアドレスにオレは満足だが、 ジローはあまり気に入らないみたいだ。アドレスに乗せて出かけてもすぐに降りたがる。 だから最近はジローとは歩いて散歩している。 ある日、ジローがいなくなった。近所をさがしたが見つからない。事故にでもあったかと心配になったころオレの携帯が鳴った。 「ジローちゃんうちにきてますよー。」 お世話になってるバイク屋からだった。廃車にして引き取られる前のじいちゃんのカブから離れようとしなかったらしい。 ジローにとっては思いれの深いバイクだったんだなぁと思うとなんか泣けてきた。 解体されるのをわかってお別れをしにきたみたいだ。 カブについてた籠をいただいてジローを連れて帰った。その籠にのって散歩はもう出来ないけど、 ジローは籠の中がお気に入りみたいだ。じいちゃんのこと、思い出してるようだ。 ジロー、いつまでも元気でな。
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茂野吾郎 SHIGENOW.SEN 佐藤寿也 SATOWBC.SEN 眉村健 MAYUMUW.SEN 野呂 NORO.SEN 松尾 MATSUO.SEN コジロー KOZIRO.SEN 天童辰夫 TENDOH.SEN